叩き上げ高安 ホープ遠藤叩き2敗死守、残ったV争い

[ 2014年7月25日 05:30 ]

遠藤(手前)を寄り切り2敗をキープした高安

大相撲名古屋場所12日目

(7月24日 愛知県体育館)
 西前頭11枚目の高安が1歳年下のホープ遠藤を寄り切って2敗を守った。平成生まれの力士の中では常に出世争いの先頭を走ってきた24歳が、新たに台頭してきた人気力士を撃破。琴奨菊との1敗対決を制して再び単独トップに立った白鵬を1差で追いかける展開となった。2敗力士は横綱・鶴竜、大関・琴奨菊、高安の3人となった。
【取組結果】

 人気力士への嫉妬はないが稽古で叩き上げられた自負が高安にはある。連日大歓声を浴びる遠藤に対して激しい突っ張りを敢行。いったんは相手得意の左四つに組まれたものの重い腰を利用して相手の左上手を切る。そこからすかさず右上手を握って力強く寄り切り。白鵬を1差で追いかける24歳のダークホースは「テンポよく攻められた。手応えは感じている」と自信満々に言い切った。

 15歳で大相撲の道を選択した自身に対し、1学年下の遠藤はアマチュア相撲のエリート街道を歩んで昨年デビュー。「スター力士なので。会場が沸きますし、お客さんも来てますからね。つまらない相撲は取れない」。05年春に入門して以来、先代師匠(元横綱・隆の里)に一から鍛えられ、平成生まれ初の関取に昇進したのは4年前。新入幕も新三役も常に一番先だっただけに、同世代の力士に刺激されないわけがなかった。

 24日、兄弟子の元幕内・隆の山が引退。「15歳で入門した時にいろんな指導を受けたので、寂しい気持ちはあります」。素早く動く隆の山のようなタイプは苦手。稽古場でも負けることが多く「熱くなって稽古ができた。お疲れさまでしたと言いたい」と7歳年上の兄貴分に感謝を述べた。

 13日目の相手も2学年年下の照ノ富士。モンゴルから名門・鳥取城北高への相撲留学を経て角界に入門してきた大型力士だ。優勝争いについては「あと1番勝ったら少し意識してもいい」。入門から9年。同世代では誰よりも流した“プロの汗”を残り3日間に懸ける。

続きを表示

「大坂なおみ」特集記事

「羽生結弦」特集記事

2014年7月25日のニュース