北京銅の佐藤が引退…100M自由形で初の50秒突破

[ 2014年7月1日 21:38 ]

 競泳の花形種目、男子100メートル自由形で日本選手として初めて50秒の壁を破り、2008年北京五輪の400メートルメドレーリレーでは銅メダル獲得に貢献した佐藤久佳(27)が1日、「2年後の五輪を目指す気力が湧かない。悔いはない」と話し、現役引退を表明した。所属したミキハウスは6月30日に退社した。今後については未定という。

 北海道出身。東京・日大豊山高を経て、日大1年だった05年、日本学生選手権の400メートルリレー予選で第1泳者として49秒73を出し、日本水泳界で長年の悲願だった50秒突破を果たした。「今思えばすごいことをした」と述懐した。

 「一番思い出に残っている」という北京五輪の400メートルメドレーリレーには平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)らと臨み、最終泳者を務めた。

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2014年7月1日のニュース