稀勢の里、初優勝へ「気負わずやることをやっていくのが一番」

[ 2014年7月1日 05:30 ]

 夏場所で13勝を挙げ、8年ぶりの国内出身力士の優勝の期待が懸かる大関・稀勢の里は、名古屋場所へ向けて平常心を強調した。

 愛知県長久手市の田子ノ浦部屋宿舎で会見した稀勢の里は「気負わずに普通に生活して、やることをやっていくのが一番」と話した。夏場所は日馬富士、鶴竜の2横綱を倒したものの、白鵬には今年、全て敗れている。「一番強い横綱に勝たないと結果が出ない。体と気持ちを充実させたい」と打倒・白鵬、30度目の優勝阻止を狙う。

 初の綱獲りだった昨年の名古屋場所は前半に崩れて11勝4敗。「自分を追い込んで自滅した思いが強い」と反省したからこそ平常心を掲げた。3日には28歳になる。「前より体力面で充実している。自分でも凄く力が出ていると思う」と手応えを口にした。

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2014年7月1日のニュース