川内ムッ 猫ひろしとは「目指す目標違う」 1500Vも

[ 2014年6月30日 05:30 ]

アジア大会で金メダルを目指す川内は専門外の1500メートルで優勝

 安っぽいライバルストーリーはご免だ。今秋のアジア大会(韓国・仁川)の男子マラソン代表・川内優輝(27=埼玉県庁)が29日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた埼玉県選手権の1500メートルに出場。3分56秒48で初優勝し「予定通り勝てて良かった」と満足感を漂わせていたが、あるランナーの名前が出た途端、表情が険しくなった。

 アジア大会代表のカンボジア国籍のタレント・猫ひろし(本名滝崎邦明、36)へのコメントを求められると「(猫の)自己ベストが私の自己ワーストよりも遅くて、何をどう相手にすればいいのか」と困惑。「私は金メダルを狙っている。目指す目標が違う」。熱くなった川内は「エールを送るのもおかしい。終わってから健闘を称え合うのはもちろんですが、日本代表がカンボジア代表を応援するのはおかしい」と話した。

 競技レベルが違いすぎるタレントランナーと比較されるのは本意ではない。高次元を見据える川内の次戦は、連覇がかかる7月6日のゴールドコースト・マラソン(オーストラリア)。「オーストラリア史上最高のレースで主役になりたい」と目をぎらつかせていた。 

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2014年6月30日のニュース