さくら、夫唱婦随!2日目ベストスコア68で7位浮上

[ 2014年6月22日 05:30 ]

17番、横峯がティーショットを放つ

USLPGAツアー全米女子オープン第2日

(6月20日 米ノースカロライナ州パインハースト パインハースト・リゾート=6649ヤード、パー70)
 横峯さくら(28=エプソン)が2日目のベストスコアをマークし、通算2オーバーの7位に浮上した。メンタルトレーナーの夫の助言を守り1イーグル、2バーディー、2ボギーの68を出し、首位と6打差に盛り返した。16歳のアマチュア、橋本千里(ルネサンス豊田高1年)は76で回り、通算9オーバーの57位で予選突破。宮里藍(29=サントリー)ら日本勢12人中8人が予選落ちした。

 海を渡っても、いや渡ったからこそ夫婦の絆は深まった。横峯は夫のアドバイスを忠実に守り、この日のベストスコアに並ぶ68をマーク。7位へと押し上げる好スコアに「予選を通過できればいいと思っていたけれど、凄くいい位置にいる。うれしい」と素直に喜んだ。

 4月に結婚後、初めての海外遠征に夫でメンタルトレーナーの森川陽太郎さんを帯同。毎晩、心の持ち方を話し合っているそうで「これまでは緊張に対して“大丈夫”と言い聞かせてふたをしていたが、緊張は悪いものではないと受け入れている」とメジャーでも自然体を貫くことにした。

 すると、飛ばし屋らしく2オンに成功した5番パー5で15メートルをねじ込んでイーグル。12、13番ではバーディーチャンスを逃したが、夫が提唱する結果への許容範囲を広げる「OKライン」を「パーでOK」としたことを思い出し、気持ちを切らさなかった。メンタルをコントロールできたことに報いるかのように直後の14番でバーディー。相棒の存在の大きさがプレーの随所で光った。

 28歳で迎えた今季、「もうそんなに若くない。一生懸命やれるのはあと数年かなと思う」と積極的に国外の大会に挑む。メジャー大会で力を発揮するべく、早めに米国入りし、先週はシカゴで調整。同時に夫婦の時間も過ごし「伸び伸びできている」と心身の充実が効いた。「あと2日、1ホールずつ頑張る」。勝負の決勝ラウンドも二人三脚でプレーする。

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