クリッパーズオーナーのスターリング氏 チーム売却せずと声明

[ 2014年6月11日 17:24 ]

 米プロバスケットボール、NBAのクリッパーズを売却することに合意していたオーナー、ドナルド・スターリング氏が10日、意向を翻し「チームを売却しない」とする声明を出した。スターリング氏の代理人がAP通信に明らかにした。

 NBAなどに対して起こしていた約10億ドル(約1千億円)の損害賠償訴訟も一時は取り下げるとしていたが継続する。

 NBAは4月、知人女性との会話で黒人差別発言をしたとして、スターリング氏を永久追放処分。罰金を科した上で、チームを手放すよう求めた。

 スターリング氏はチームをマイクロソフトの前最高経営責任者(CEO)バルマー氏へ20億ドルで売却することに合意していたが、訴訟で求めた永久追放処分の無効化にNBAが応じないとみられることから方針を転換したという。(共同)

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2014年6月11日のニュース