ナダル 逆転4強 「特別な場所」無敵舞台で33連勝

[ 2014年6月6日 05:30 ]

準々決勝に勝利し喜ぶナダル(AP)

テニス 全仏オープン第11日

(6月4日 パリ・ローランギャロス)
 男子シングルス準々決勝で史上初の5連覇を目指す第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が昨年準優勝の第5シード、ダビド・フェレール(スペイン)に逆転勝ちし、4強入りした。第7シードのアンディ・マリー(英国)は第23シードのガエル・モンフィス(フランス)をフルセットの末に退け、3年ぶりの4強。5日の混合ダブルス決勝ではアンナレナ・グローネフェルト(ドイツ)ジャンジュリエン・ロイヤー(オランダ)組が初優勝を果たした。

 ナダルの勝負強さは健在だった。第1セットを奪われる苦境を打開し、逆転で4強。昨年決勝で顔を合わせた巧者フェレールとの大一番を制し「紙一重の勝負。劇的に流れを変えられてよかった」と笑った。最多8度の優勝を誇り09年大会の4回戦で1敗しかしていない「特別な場所」で33連勝まで伸ばした。過酷な赤土で驚異的な勝率は「自分の誇りだ」と強調。3日に28歳の誕生日を迎え「勝利が一日遅れのプレゼントだね」と笑った。

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2014年6月6日のニュース