「王国」北海道から13年ぶり新関取 旭大星「早く白まわしを」

[ 2014年5月29日 07:34 ]

東京スカイツリーをバックにポーズをとる新十両の旭大星

大相撲名古屋場所番付編成会議

 旭大星は北海道出身としては101人目の関取に昇進した。東京都墨田区の友綱部屋で会見し、「うれしいです。早く(十両以上が締める)稽古の白まわしをつけたい。夢に見ていたので」と白い歯を見せた。

 01年九州場所で昇進した若天狼(引退)以来13年ぶりの道産子関取。西幕下3枚目で迎えた夏場所は付け人を務めていた旭天鵬の助言を受け体重を春場所より約7キロ増やした。「押されなくなった」と立ち合いから頭を上げずに前に出る相撲で5勝2敗。関取の座を射止めた。

 目標は同郷で前の師匠である元大島親方の旭国。「同じようにしぶとく足腰のいい相撲を取りたい」と目を輝かせる。北海道はかつては大鵬、北の湖、千代の富士ら大横綱を生んだが最近は低迷している。「応援してくれる人がたくさんいるので、1番でも多く勝ちたい」と力を込めて話していた。

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