小田孔明 “諦めない精神”で初の逆転優勝!

[ 2014年5月26日 05:30 ]

最終日、18番でイーグルを決めガッツポーズする小田孔明。通算15アンダーで逆転優勝

男子ゴルフツアー関西オープン最終日

(5月25日 兵庫県西宮市・六甲カントリー倶楽部=7037ヤード、パー72)
 4打差の3位から出た小田孔明(35=フリー)が1イーグル、5バーディー、2ボギーで67をマークして通算15アンダーまで伸ばし、ツアー7勝目で初の逆転優勝を飾った。首位から出た藤本佳則(24=フリー)との最大5打差を追いつき、最終18番のイーグルで勝負を決めた。藤本は73とスコアを伸ばせず通算13アンダーの2位に終わった。
【最終R】

 ネバーギブアップを地でいく逆転劇だった。小田孔は5番のボギーで首位の藤本と5打差。ここで「今までは途中で捨ててダボやボギーを叩いたけど、今年は簡単に捨てない」と自分に言い聞かせた。意識が変わると6番から連続バーディー。12番は22メートルのバーディーパットもねじ込んだ。16番で追い付くと、18番パー5は5Wで1・5メートルに2オン。これを沈めて初の逆転優勝を飾った。

 「自分が本気で(クラブを)振れて、4日間平気で回れるのはあと2年」と2年以内の賞金王を目標に掲げる。そのために“諦めない精神”で毎試合トップ10を目指している。開幕3戦は最終日に向け徐々に順位を上げ10位以内をキープ、4戦目で最高の結果が出た。

 オフには学生や研修生ら13人と宮崎で合宿。「こいつらに簡単に勝たせるか」と闘志を燃やした。脂の乗った実力者が賞金王というゴールに向かって歩を進めた。

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2014年5月26日のニュース