琴音　スコア落としＷ快挙ならず「悔しいのは悔しい」

優勝したアン・ソンジュ（右）とベストアマチュア賞の堀琴音

女子ゴルフツアー中京テレビ・ブリヂストンレディース最終日

（5月25日 愛知県豊田市・中京ゴルフ倶楽部石野コース＝６４５９ヤード、パー７２）
　首位と１打差の２位で出た堀琴音（１８＝兵庫県連盟）は７３とスコアを落とし、史上５人目のアマチュア優勝＆姉・奈津佳に続くツアー史上初の姉妹優勝を逃した。それでも通算４アンダーの８位で出場２戦連続のトップ１０。今季のアマのトップ１０入りは９度目となり、８８年のツアー制度施行後最多タイとなった。アン・ソンジュ（２６＝韓国）が７０で回って通算８アンダーとし、２位に３打差をつけて逃げ切った。

　出場２戦連続の最終日最終組はまたも残念な結果になった。堀は「悔しいのは悔しい」と唇をかんだ。それでも１２番まで４打落としながら、終盤に挽回。１３番は１メートル、１５番で２・５メートル、１６番で１・５メートルにつけバーディー。３週前のサイバーエージェント・レディースは最終日７６で首位から４位に転落したが「今回はサンデーバック９で良かった。気持ちの面で成長できた」と３０日からのリゾートトラスト・レディースへ手応えをつかんだ。

　今季のアマのトップ１０は９回で、ツアー制度施行後は０４、０７年に並ぶ年間最多。アマ旋風はとどまるところを知らず、それ以前の最多である７３年の１０回を更新するのは間違いない状況だ。