地元勢のデンソーと豊田自動織機がそろって2連勝

[ 2014年5月26日 05:30 ]

 日本女子ソフトボールリーグ(スポニチ後援)は25日、3会場で6試合が行われ、愛知県刈谷市の刈谷球場では同市に本社を置くデンソーと豊田自動織機がそろって2連勝。24日の試合で1失点完投勝ちしている豊田自動織機のケイラニ・リケッツ投手(22)が、1安打完封に決勝打と投打で活躍した。首位のトヨタ自動車が8連勝で1敗を守った。

 <豊田自動織機 リケッツ奮闘>リケッツが投打に気を吐いた。投げては連投で1安打完封勝利。打っても0―0の6回無死満塁で決勝の左中間2点二塁打を放った。その活力源は来日中の母親だ。「ゲームが始まる前にはなかったが、終わってからは疲労感を感じています」と言いながらも、母親の目の前での大活躍に「アメリカでプレーしているようでした」と上機嫌。昨季後半からの加入で8勝(2敗)を挙げた左腕は「先のことより、一試合一試合を大事したい」と力を込めた。

 <戸田中央総合病院 零敗も手応え>2連敗だが見せ場はつくった。5回まで1安打だった打線が6回にヘンダーソンを攻め、2安打1四球で2死満塁とし、打席には昨季本塁打王の渡辺。しかし痛烈なライナーは三遊間を締めていた遊撃手に捕球された。9試合目で初の零敗に山崎監督は「相手のポジショニングが良かった」と声を絞り出した。それでも6回の攻撃はヒントにもなった。「満塁にしたように走者を進めることが相手へのプレッシャーになる。次節は乗りたい」と前を向いた。

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2014年5月26日のニュース