新十両の逸ノ城 4人での優勝決定戦制し初優勝

[ 2014年5月26日 05:30 ]

十両優勝決定戦で鏡桜(左)を寄り切りで破る逸ノ城

大相撲夏場所千秋楽

(5月25日 東京・両国国技館)
 新十両の逸ノ城(21=湊部屋)が11勝4敗で、4人が並んだ優勝決定戦を制し初優勝した。

 1回戦では5日目に敗れた琴勇輝を押し出し。決勝では12日目に負けた鏡桜を寄り切り、それぞれリベンジを果たした。デビューから所要3場所での十両Vは98年九州の雅山、昨年名古屋の遠藤に並ぶ最速記録。「優勝できると思っていなかったので逆転優勝はうれしい」と振り返った。

 本場所の重圧とアマ時代とは異なる長丁場の本場所の疲労で10日目から体調を崩したが、それでも15日間を務めプロ初タイトルを手にした。今後の課題は立ち合いの強化。「これからは、立ち合いではじくようにしてまわしを取りたい」と次の名古屋場所前も立浪部屋、貴乃花部屋で合宿する予定だ。名古屋場所では十両上位となり、成績次第では新入幕の可能性も十分ある。「新入幕目指して頑張りたい」と決意を語った。

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2014年5月26日のニュース