日本準優勝 五輪メダルへ弾み!松友・高橋礼は6戦全勝

[ 2014年5月25日 05:30 ]

3試合目のシングルスで、中国選手に敗れた高橋沙也加

バドミントン 女子ユーバー杯

(5月24日 インド・ニューデリー)
 王国・中国を追い詰めた。国・地域別対抗戦で行われ、33年(16大会)ぶりに決勝に進出した日本は中国に1―3で敗れ、準優勝に終わった。日本は23日に行われた準決勝で地元のインドに3―2で逆転勝利。決勝ではダブルスの松友美佐紀(22)、高橋礼華(あやか、24=ともに日本ユニシス)組が唯一の勝利を挙げ、今大会を6戦全勝で終えた。また男子のトマス杯で初優勝に挑む日本は25日の決勝でマレーシアと戦う。

 表彰台に上がる日本の選手は誰もが笑っていた。33年ぶりの決勝で、最後は前田・垣岩組がストレートで敗れたが、主将の前田が「ベンチの仲間とみんなで戦いたい」と話していた通りに、ベンチと一体となって戦った。特に唯一の勝利を収めた高橋礼・松友ペアは大きな成長の跡を見せた。第2試合で登場し、第1セットを21―18の接戦の末にものにすると、第2セットは11ポイント連取を含む21―9で完勝。世界2位のペアを圧倒して今大会は6戦全勝で終えた。2年後のリオデジャネイロ五輪で、12年のロンドン五輪銀メダルの藤井・垣岩ペアに続くメダル獲得を予感させる活躍だった。

 23日の準決勝では、開催国のインドと対して3―2で勝利。2連敗スタートから逆転勝ちを飾り、精神面の成長も見せた。トマス杯で決勝進出を決めた男子とともに日本のバドミントン界に光が差した。

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2014年5月25日のニュース