鶴竜 ブーイングに「勝たなきゃいけない」、変化に厳しい声

[ 2014年5月18日 20:20 ]

鶴竜が上手投げで宝富士を下す

大相撲夏場所8日目

(5月18日 東京・両国国技館)
 鶴竜は立ち合いで真っすぐ立った宝富士に対し、右へ回ってまわしを触れた程度の上手投げ。全敗の平幕に対し横綱らしくない相撲内容に、満員札止めの館内からブーイングが向けられた。7日目に2敗目を喫し「勝ちたいというか、勝たなきゃいけない」と思ったという。

 審判長を務めた朝日山審判部副部長(元大関大受)は「さえないね。厳しい相手ではない」と言う。新横綱は物憂げな表情で「これも勉強。次にこういった状況で自分の相撲が取れれば変わっていく」と自分に言い聞かせるように話した。

 ▼北の湖理事長(元横綱)の話 稀勢の里は、こらえていたのが良かった。ただ、まだ安定した力を発揮できていない。自信を持っていくだけだ。鶴竜は昨日(7日目)の負けが心に残っていたのだと思う。(館内のブーイングは)仕方ない。白鵬の全勝は予想通りだ。

続きを表示

2014年5月18日のニュース