鶴竜 落ち着いて横綱白星デビュー!井筒親方は「緊張」

[ 2014年5月12日 05:30 ]

<夏場所初日>鶴竜(上)は碧山を引き落としで破る

大相撲夏場所初日

(5月11日 両国国技館)
新横綱・鶴竜(28=井筒部屋)は碧山(27=春日野部屋)を引き落としで退け、横綱デビューを白星で飾った。

 鶴竜が無事に新横綱の務めを果たした。碧山の馬力を低い立ち合いで封じ、圧力をかけての引き落としで危なげない綱初白星。取組前の心境を「いつもの初日と大差ない感じでできた」と、振り返った。

 取組より、土俵入りに神経を使った。9日の奉納土俵入りで失敗。この日は無事に雲龍型を満員札止めの観客に披露した。ここを乗り越えて、緊張のヤマを越えた。

 横綱になり、専用車もできたが、初日は宣言通り歩いて会場入り。ファンを引き連れた状態でエントランスを通り、「鶴竜!」のかけ声にも余裕の笑顔。対照的に、硬かったのは師匠・井筒親方(元関脇・逆鉾)だ。優勝旗返還式で弟子と対面し「緊張した。横綱は落ち着いていた」と苦笑いした。師匠よりも落ち着いて初日を終えた新横綱に、重圧の心配はなさそうだ。

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