夏場所初日 17年ぶり満員札止め 北の湖理事長「こちらが緊張」

[ 2014年5月11日 21:21 ]

<夏場所初日>満員御礼の国技館

 大相撲夏場所初日の11日、1万605枚の入場券が完売した。日本相撲協会広報部によると、夏場所の初日に限れば「満員札止め」は1997年以来。17年ぶりの3横綱やホープ遠藤の台頭などによる人気回復の兆しをうかがわせた。

 場所前からチケット販売は好調だった。この日は約300枚の当日券を求めたファンが早朝から両国国技館周辺に長蛇の列をつくり、通常より約30分早い午前8時20分に完売した。北の湖理事長(元横綱)は初日恒例の協会あいさつを務め「お客さんが多いと感じ、こちらが緊張した。横綱が3人いると重みが違うし、力士たちが頑張っている証拠だ」と目を細めた。

 17年前の夏場所は貴乃花、曙の2横綱に武蔵丸、貴ノ浪、3代目若乃花の3大関がいた。ただし「若貴ブーム」による大相撲人気に陰りが見え、2日目には666日間続いた満員御礼がストップした。

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2014年5月11日のニュース