20トライ決めた!エディジャパン 歴代3位132点大勝

[ 2014年5月11日 05:30 ]

スリランカに大勝し喜ぶ日本代表

ラグビーアジア5カ国対抗 (15年W杯アジア予選)

(5月10日 名古屋市・瑞穂公園ラグビー場ほか)
 日本代表はスリランカ代表と第2戦を行い、132―10で大勝。勝ち点6を加えて総勝ち点12とした。先発したロックの大野均(36=東芝)が元木由記雄氏(42)に並ぶ日本代表歴代2位の通算79キャップを達成した中、日本代表は試合開始直後からトライラッシュ。12年4月にエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(54、HC)が就任後のテストマッチでは最多、歴代でも3位の得点を重ね、8大会連続8度目のW杯出場権獲得に前進した。

 規則正しいシェイプ(攻撃の形)を重ね、日本代表が次々にトライを奪った。口火を切ったのはCTB林。前半3分、ラックからの展開でインゴール右隅に飛び込んで最初のスコアを刻むと、もう止まらない。前半は10トライ68得点、後半にも10トライ64得点を重ねて大勝。カクテルライトに照らされたフィフティーンが躍動した。

 「前半20分までは日本がやりたいラグビーとは違うプレーをする」。試合前日に戦術の方針を示していたジョーンズHCだが、ふたを開ければ持ち味の連続攻撃を最初から生かし、試合の主導権を握った。バックスだけではなくFW陣も豊富な運動量を見せて、フッカーの木津が前半だけで3トライ。胸のすくようなラグビーで名古屋のファンを沸かせた。

 通算79キャップを達成したロックの大野も、後半4分にメモリアルマッチを自ら祝うトライ。「(チーム)最年長だからこそ、若い選手に気の緩んだところは見せられない」と意気込んでいたベテランに若手も感化され、記録に残る試合で17日の韓国戦(韓国・仁川)に弾みを付けた。

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