内村 肩痛…7連覇へ暗雲「やばいかもっていう状態」

[ 2014年5月9日 05:30 ]

記者会見で、痛めた首付近の説明をする内村

 絶好調から一転、大ピンチだ。体操の個人総合で争われる全日本選手権は9日、東京・国立代々木競技場で開幕。男女通じて史上最多の7連覇がかかる12年ロンドン五輪金メダリスト・内村航平(25=コナミ)が8日、会場で会見。「すごく反応が良かった」という7日の練習で、肩から首にかけての左僧帽筋を痛めたことを明かした。

 平行棒の練習中、E難度の技を決めた際に激痛が走った。「手術するケガを10としたら、これくらいだと3くらい」と表現したが「こんなに痛いのは初めて。きのう(7日)の時点では、やばいかもっていう状態」。7連覇についても「考える余裕がないくらい、いい状態じゃない。相当、危ないんじゃないかな」と珍しく弱音を吐いた。

 ただ、左肩を痛めた状態で10年ロッテルダム世界選手権も制した。「何とかなるだろうっていう前向きな気持ちでやりたい」。今大会は10月の世界選手権(中国・南寧)の代表選考会を兼ねているが、内村は既に内定。「世界選手権に向けて大事な試合。僕の演技だけを考えてやる」と静かに闘志を高めた。

続きを表示

2014年5月9日のニュース