新井 男子やり投げ歴代3位の好記録V、フォーム改造実った

[ 2014年4月30日 05:30 ]

陸上の織田記念国際男子やり投げ、投てき後に雄たけびを上げる優勝した新井涼平

陸上織田記念国際

(4月29日 エディオンスタジアム広島)
 男子やり投げは新井涼平(22=スズキ浜松AC)が日本歴代3位の85メートル48で優勝した。

 「実感がない」というものの頬は緩みっ放しだ。2投目に84メートル06を投げたが「まだ体が開いて失敗している」と修正点を見つけ、3投目で85メートル48。ディーン元気が2年前に出した84メートル28を抜いた。

 2月の南アフリカ合宿で欧州選手と交流し「技術力が足りない」と痛感。時間をかけてフォームを改造し「低く目の前に投げる」ことを意識した。特訓が実り、今春から同じ所属となった09年世界選手権銅メダリストの村上幸史を抑えての勝利。「他の試合でも(80メートルを)投げられたら本物」。村上、ディーンに続く“第3の男”はさらなる飛躍を誓った。

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