美香 “逆境”に奮闘3差4位!2年ぶり米2勝目射程

[ 2014年4月27日 05:30 ]

第2日、通算3アンダーにスコアを伸ばした宮里美

USLPGAツアー スウィンギングスカート・クラシック第2日

(4月25日 米カリフォルニア州デーリーシティー レークマセドGC=6507ヤードパー72)
 第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、宮里美香(24=NTTぷらら)が24位から出た第2ラウンドを4バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーの141で、首位と3打差の4位に浮上。宮里藍(28=サントリー)は74で52位となり2試合ぶりに予選を突破した。69で回ったステーシー・ルイス(29=米国)が通算6アンダーで首位に立った。

 最低気温7度の寒さは沖縄出身の宮里美にとってはつらい。だが、逆境に立ち向かう闘志を力に変えた。風に震え、雨に降られながらも奮闘。「難しいコンディションになればなるほど自分の実力を出したいという気持ちが一層強くなる。それができた」とかじかむ拳を握りしめた。

 苦しいスタートだった。インから出て10番パー4で第1打を左のバンカーに入れ、第2打も右の深いラフへ。だが、そこからのリカバリーショットを50センチにつけてパーセーブ。11番は3メートル、12番は2メートルと神経を使うパーパットを沈め「スタートでいいパーセーブができて、切り抜けられたのが大きかった」と流れをつかんだ。

 トップと3打差に浮上し、2年ぶりの米ツアー2勝目を狙える位置で決勝ラウンドに臨む。「やることは変わらないし、伸ばし合うコースでもない」。我慢強く優勝戦線に食い込んでいく。

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2014年4月27日のニュース