美香 69で4位浮上 悔しさを闘志に変え奮闘

[ 2014年4月26日 15:27 ]

 米女子ゴルフのスウィンギングスカート・クラシックは25日、カリフォルニア州デーリーシティーのレークマセドGC(パー72)で行われ、宮里美香が第2ラウンドを69で回って通算3アンダーの141とし、首位ステーシー・ルイス(米国)と3打差の4位に浮上した。

 メジャー制覇を目標に掲げる宮里美だが、3週前のメジャー初戦、クラフト・ナビスコ選手権で予選落ち。その悔しさを今週は闘志に変えている。フェアウエーが狭い上にラフが長く、グリーンは硬くて球が止まりにくい。“メジャー級”の難コースで雪辱の思いが湧いた。「コースに勝ちたいという気持ちがプレーにつながった」。普段は陽気で社交的だが、朝からマネジャーが声をかけるのをためらう緊張感を漂わせた。

 インスタートの10番(パー4)でラフからの3打目を50センチにつけ、11、12番は2メートル以上のパーパットを沈めた。「パットが良かったし、しのげばなんとかなると思った」。2バーディーを奪って折り返すと7番は1・5メートルを決め、8番は下りの難しい4メートルが縁を1周してカップイン。終盤の連続バーディーで急浮上した。

 集中力の高さを示すようにプレー中はほとんど表情を変えなかった。ガッツポーズや笑顔はと水を向けられ「まだですね」。ツアー2勝目を手にするまで取っておく。(共同)

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2014年4月26日のニュース