錦織　チリッチに完勝、初の４強入り　バルセロナ・オープン

男子シングルス準々決勝　マリン・チリッチと対戦する錦織圭

　男子テニスのバルセロナ・オープンは２５日、バルセロナで行われ、シングルス準々決勝で世界ランキング１７位の第４シード、錦織圭（日清食品）は世界２７位のマリン・チリッチ（クロアチア）に６―１、６―３で完勝し、初の４強入りを果たした。準決勝では世界２３位のエルネスツ・ガルビス（ラトビア）と対戦する。

　錦織はストローク戦で圧倒し、今季開幕戦のブリスベーン国際の準々決勝でも勝っていたチリッチを退けた。

　錦織は３月のソニー・オープンでロジャー・フェデラー（スイス）らを破って４強入りしたが、左股関節痛で準決勝を棄権し、今大会で復帰した。

　▼錦織圭の話　内容が非常に良かった。４強進出もそうだが、このスコアで（チリッチに）勝てたのがうれしい。ストローク戦で自信を持ってコースに打ち込めている。最近はクレーコートの苦手意識がなくなった。（共同）