羽生 最優秀 震災風化の懸念訴える

[ 2014年4月25日 20:23 ]

 日本スケート連盟は25日、東京都内のホテルで2013~14年シーズンの表彰祝賀会を開き、フィギュア男子でソチ冬季五輪金メダルに輝いた羽生結弦(ANA)や来季休養を表明した高橋大輔(関大大学院)、女子の浅田真央(中京大)らが出席した。羽生は最優秀選手賞に相当するJOC(日本オリンピック委員会)杯を受賞した。

 羽生は壇上でのあいさつで、3年前に起きた東日本大震災の記憶の風化を懸念し「まだ苦しんでいる方々がたくさんいる。故郷の宮城や、福島の現状を思い出していただきたい」と訴えた。欧米に劣る練習環境の改善についても文部科学省やJOCの関係者を前に協力を求めた。

 進退に注目が集まる浅田は「練習漬けだったので、今はスケートから少し離れて気持ちをリフレッシュできたらいい」と言い、6月初めにはカナダでアイスショー用のプログラムの振り付けを行う計画を明らかにした。高橋は「引退か続行か、じっくり考えたい。休みを機に今までできなかったこともできたらいい」と話した。

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2014年4月25日のニュース