冬季五輪移行案に反発 FIS会長ら批判「あり得ない要望」

[ 2014年4月8日 10:03 ]

 国際スキー連盟(FIS)のカスパー会長は7日、国際自転車連合(UCI)のクックソン会長が自転車トラック種目や柔道、バドミントンなど室内競技を冬季五輪に移行させる考えを提案したことに「全くあり得ない要望だ。誰も支持していない」と反発した。

 英国出身のクックソン会長は3月下旬、英メディアに「冬季五輪に移せばもっと種目を増やせる」と持論を展開。これに対し、カスパー会長は「冬季五輪は雪か氷の上で行われる競技に限られる」と指摘した。国際オリンピック委員会(IOC)のギラディ委員(イスラエル)も「冬季五輪の憲章を変えることはあり得ない」と強調した。

 IOCのバッハ会長は幅広い改革を目指す「五輪アジェンダ2020」で実施競技見直しに着手する方針を示している。(共同)

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2014年4月8日のニュース