東福岡 歴代最多得点V!グランドスラムへ向け一歩

[ 2014年4月8日 05:30 ]

第15回全国高校選抜ラグビー大会 東福岡62―10桐蔭学園

(4月7日 熊谷)
 決勝が行われ、東福岡(福岡)が62―10で桐蔭学園(神奈川)を破り、2年ぶり4度目の優勝を飾った。決勝での62得点は09年に同校が記録した61得点を更新する歴代最多記録で、52点差も歴代最大差。記録ずくめの歴史的大勝で春の日本一に輝いた東福岡フィフティーンが、今シーズンの目標に掲げる「全大会優勝」達成へ向けて第一歩を踏み出した。

 表彰式を終えたフィフティーンが突然、藤田雄一郎監督に襲いかかった。意表を突かれた指揮官を捕獲すると3度宙に舞い上げた。「新チームになって監督を胴上げしたい気持ちがあった。本当にうれしい」。4T5Gで30得点のSO松尾(3年)は屈託なく笑った。週3回のウエートトレーニングで鍛えたフィジカルを生かし、コンタクトで桐蔭学園を圧倒。加えて正確なロングパスでグラウンドいっぱいに展開し計10トライを奪った。藤田監督も「3連覇(09~12年、11年は中止)した当時よりも組織の力は上」と目を細める新チームの目標は全大会優勝。海外校も参加するサニックスワールドユース(4月)、7人制のアシックスカップ(7月)を含めたグランドスラムも、このチームなら可能だ。

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2014年4月8日のニュース