明子引退 2度の五輪ともに8位入賞「悔しいところもある」

[ 2014年3月29日 22:58 ]

女子フリーの演技を終え、観客の声援に応える鈴木明子

フィギュアスケート世界選手権最終日 女子フリー

(3月29日 さいたまスーパーアリーナ)
 フィギュアスケート女子の鈴木明子(29)=邦和スポーツランド=が29日、6位に入った4度目の世界選手権を最後に現役を引退した。2010年バンクーバー、14年ソチ両冬季五輪に出場し、ともに8位入賞。今季限りでの引退を表明していた。

 選手生命を脅かした東北福祉大時代の摂食障害を乗り越え、24歳で五輪初出場を果たした遅咲きのスケーター。12年の世界選手権で銅メダルを獲得し、全日本選手権では13度目の出場だった昨年12月の大会で初優勝した。

 ▼鈴木明子の話 思い描いていた自分のスケートではなかったので、悔しいところもある。最高の演技で終わるのがいかに難しいか分かった。(一時は)病気で滑れなくなったけど、それがきっかけで大学を卒業しても続けようと思ったので無駄ではなかった。

 ▼長久保裕コーチの話 (鈴木とは)つきあい始めて12年くらい。生活も一緒にした時期がある。自分の娘のような感じ。楽しかったのは五輪に2度も行けたこと。苦しかったのは摂食障害の(学生の)時。よく滑りきってくれたと思う。

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2014年3月29日のニュース