真央 日本人初!3度目の世界選手権優勝 ラストの明子6位

[ 2014年3月29日 21:11 ]

<フィギュア世界選手権女子フリー>華麗な演技を披露し、3度目の世界選手権優勝を果たした浅田真央

 フィギュアスケートの世界選手権最終日は29日、さいたまスーパーアリーナで行われ、女子ショートプログラム(SP)で世界歴代最高の78・66点をマークして首位に立った浅田真央(中京大)がフリーで138・03点をマーク、合計は自己新の216・69点で日本人初となる3度目の優勝を果たした。SP3位のユリア・リプニツカヤ(ロシア)が合計207・50で2位、SP4位で最後の大会となる鈴木明子(邦和スポーツランド)は合計193・72で6位だった。

 浅田は冒頭のトリプルアクセルを決めると、続く3回転の連続ジャンプも成功、途中一度手を付くシーンも見られたが、3連続ジャンプにビールマンスピンなど華麗な演技を次々に見せ、終了後は笑顔で大観衆に手を振って応えた。キム・ヨナが保持する合計の世界最高得点228.56点には届かなかったものの、ソチ五輪6位の雪辱を果たす形になった。

 2位のリプニツカヤは3回転の連続ジャンプを次々に決め、つなぎのスケーティング、スピンも15歳らしからぬ演技で魅了、浅田に迫るフリーで130点台をマークし、合計も200点を超えるハイレベルの演技だった。

 現役最後演技となる鈴木は20番目滑走で登場、最初のジャンプは3回転が2回転になったものの、笑みを見せながら表現力豊かに演技を終えると総立ちの会場から称賛の拍手が送られた。

◇女子最終順位◇
(1)浅田真央(中京大)216・69(SP78・66、フリー138・03)
(2)ユリア・リプニツカヤ(ロシア)207・50(SP74・54、フリー132・96)
(3)カロリーナ・コストナー(イタリア)203・83(SP77・24、フリー126・59)
(4)アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)197・50(SP66・26、フリー131・24)
(5)グレイシー・ゴールド(米国)194・58(SP70・31、フリー124・27)
(6)鈴木明子(邦和スポーツランド)193・72(SP71・02、フリー122・70)

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