羽生が一夜明けて喜び「練習の成果出せた」

男子フリー上位３人の表彰式に臨んだ優勝の羽生結弦（中央右）、２位の町田樹（同左）、３位のハビエル・フェルナンデス（右端）

　フィギュアスケートの世界選手権男子で初優勝した羽生結弦（ＡＮＡ）と２位の町田樹（関大）が一夜明けた２９日、さいたまスーパーアリーナの外で行われたフリー上位３人の表彰式に臨み、羽生はショートプログラム（ＳＰ）３位からフリー１位で逆転し「練習してきたことを信じて成果を出せた。いい精神状態でフリーができた」とファンを前に喜びを語った。

　ファンからの質問コーナーではフリーを終えた心境を問われ「正直（優勝は）厳しいと思った。ただ声援があって（ソチ冬季五輪で転倒した）４回転サルコーも危なかったが立つことができた」と胸を張った。羽生より先に滑ったフリー２位の町田は「羽生選手の演技を見て『あー』という感じだった。でも悔いはないし、幸せな結果」と晴れ晴れとした表情だった。