愛子有終V 後輩たちの胴上げに笑顔「凄く幸せだな」

[ 2014年3月28日 05:30 ]

現役最後の試合を終え、選手仲間らに胴上げされる上村愛子

 フリースタイルスキー・モーグルの全日本選手権が27日、長野・白馬47スキー場で行われ、上村愛子(34=北野建設)が2年ぶり8度目の優勝を飾った。予選、決勝1回目をトップで通過すると、決勝2回目も23・81点をマークした。前日に引退を表明し、現役最後となった試合で見事に有終の白星を挙げた。男子はソチ五輪代表の遠藤尚(23=忍建設)が大会初優勝を飾った。

 見慣れた白馬の青空が近づいて見えた。優勝で自ら引退の花道を飾った上村は、閉会式で後輩たちの手で胴上げされた。「凄く幸せだな」。感傷の涙はなく、最後まで笑顔が輝いていた。

 34歳とはいえ、まだ世界トップレベルにある実力を示した。予選、決勝1回目とトップで通過すると、現役ラストランとなった決勝2回目もヘリコプター、バックフリップの定番エアを飛び、大きなミスなくまとめた。「気持ちよく滑りたくてアタックした」という滑りに、涙を浮かべたのは母・圭子さん(62)だった。上村が前夜に実家で食べた夕食は、母がいつも「勝ちメシ」として作ってくれる赤飯。その赤飯には「最後かっこよく決めて」というメモが添えてあった。期待に応える滑りを見せた娘に、母は「本当によく頑張ってきた。引退おめでとう」とねぎらった。

 「スキーを楽しんでください。私も楽しみます。今も幸せだけど、これからも幸せだなと思いながら私は生きていくと思います」。モーグル界のヒロインは、そんな閉会式でのあいさつとともに現役生活に幕を下ろした。

 ▼皆川賢太郎 長野オリンピックから共に戦い、最後のオリンピックまで競技者として共に高め合えた最高の戦友。20年以上メダル争いを続けた身体と精神にお疲れさま、よく頑張ったね!と伝えたいです。

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