鈴木明子　最後の世界フィギュアで自己ベスト「すごくうれしい」

＜フィギュスケート世界選手権女子ＳＰ＞ジャンプの着氷に成功し笑顔の鈴木

フィギュアスケート世界選手権女子ＳＰ

（3月27日 さいたまスーパーアリーナ）
　今季限りでの引退を表明している鈴木明子（２９＝邦和スポーツランド）は自己ベストを更新する７１・０２点でＳＰ４位。「自分の気持をこめて滑ることが出来て楽しかった。パーソナルベストが出て、すごくうれしい」と笑みを浮かべた。

　今季苦しんだ２連続３回転ジャンプに成功。スピンやステップはすべて最高難度のレベル４を獲得し、さまざまな人々への感謝の思いを込めた「愛の讃歌」には普段に増して表現力にあふれていた。

　「終わった後、スケートをやってきて良かった。ここで滑れて良かったという気持になれれば、それだけで十分です」。２９日のフリーは鈴木の集大成の演技となる。