鶴竜の綱が完成 北の湖還暦土俵入り化粧まわし借り…

[ 2014年3月27日 17:42 ]

貴乃花親方(右)の指導で、土俵入りの稽古をする新横綱・鶴竜

 大相撲の第71代横綱に昇進した鶴竜関(28)の新しい綱を作る「綱打ち」と土俵入りの稽古が27日、大阪市西成区の井筒部屋宿舎で行われた。雲竜型の土俵入りでは貴乃花親方(元横綱)の指導を受け「実感が湧いた。見ていたより難しかった。本当に身が引き締まる」と、真剣な面持ちで話した。

 動画を見て研究していたが、動きを間違える場面もあり「大きくゆっくりと手をたたき、せり上がりでもゆっくり足を動かすように言われた」と語った。一門を超えて指導した貴乃花親方は「のみ込みは早かった。久しぶりに思い出しながら、的確に教えられるようにと思いながらやった」と穏やかに笑った。

 綱打ちには、小結豊ノ島関ら時津風一門をはじめとする約30人の力士が参加し、約2時間かけて長さ4メートル、重さ6・2キロの綱が完成した。

 28日に東京・明治神宮で行われる横綱推挙式と奉納土俵入りで、2010年2月の朝青龍の引退で途絶えていた雲竜型を披露する。鶴竜関は「間違わないようにしっかりやる」と話した。

 ▼鶴竜の話 実感が湧いた。(土俵入りは)見るのとやるのとでは違った。ちょっと緊張した。(貴乃花親方からは)ゆっくりと手を叩き、せり上がりでもゆっくり足を動かすように言われた。

 ▼貴乃花親方(元横綱)の話 的確に教えられるようにと思いながらやった。のみ込みは早かった。あした(28日)の土俵入りは緊張すると思うけど、伸び伸びとやってもらいたい。

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