真央 進退は…「今でもハーフハーフ?」質問に微笑

[ 2014年3月26日 05:30 ]

会見で笑顔の浅田

 フィギュアスケートの世界選手権は26日、さいたまスーパーアリーナで開幕する。25日は公式練習が行われ、ソチ五輪女子6位の浅田真央(23=中京大)が27日のショートプログラム(SP)に向けて調整した。午前と午後の練習でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を計6度決めるなど、好調な仕上がりをアピール。4年ぶり3度目の世界選手権制覇へ、視界良好だ。

 今大会に懸ける熱い思いを、そのままリンクで表現した。午前は本番会場、午後はサブリンクで行われた公式練習で浅田が絶好調をアピールだ。トリプルアクセルは計6度クリーンに成功。フリップとループの3―3回転も計6度決めた。午前はSP「ノクターン」を流し、トリプルアクセルを含めた全ジャンプ、スピンやステップも完遂。自国開催の大舞台へ、不安材料は見当たらない。

 「今季ラストの試合で、自分の目指しているレベルで挑戦できる。五輪ではかなわなかった、満足する演技を(SP、フリーで)2つそろえることが目標です」

 集大成のソチ五輪は6位。SPはトリプルアクセルを含め全ジャンプを失敗し、まさかの16位だった。「凄く悔しくて取り返しのつかないことをしてしまった。この大会は自分にとって、凄く重要。今まで経験したことを生かして、自分に対して追い込んでいけたらいい」。失意から一転、フリーは日本中に感動を呼んだ好演技を披露。「久しぶりに“やりきった”と思えるフリーができた。SPとフリーで同じような思いができたらいい」。今大会の目標は、自然と決まっていた。

 五輪を終え、佐藤信夫コーチからは「一度気持ちをリセットして、ゆっくり休んでからもう一度スタートしよう」と言われた。2月25日の帰国後は疲労や時差もあり、「1週間くらいは大変だった」と浅田は振り返るが、世界選手権が近づくにつれてモチベーションもコンディションもアップ。「日に日に、いつもの体になってきている。SPの日(27日)に一番いい状態でいけるようにしたい」と自信を見せた。

 今大会は演技だけでなく、進退の決断にも注目が集まる。現役続行か、引退か。2月25日の会見で現役続行の可能性を「ハーフハーフ(半々)くらい」と表現した浅田はこの日、「今でもハーフハーフか?」と問われると、微笑を浮かべて小さくうなずいた。大会後はアイスショーに出演し、5月以降に来季の新エキシビションのプログラム作りも予定しているが、競技用プログラムについては未定。先のことはまだ、誰にも分からない。今季ラストダンスで、浅田は完璧な演技を追い求める。それが、現時点で確定している近未来だ。

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