平野歩夢 決意語る 4年後に頂点を「銀の上は金しかない」

[ 2014年3月18日 19:16 ]

「ジャパンアクションスポーツアワード2014」授賞式に登場したソチ五輪スノーボード・ハーフパイプ銀メダルの平野歩夢

 ソチ五輪スノーボード・ハーフパイプで銀メダルを獲得し、史上最年少メダリストとなった平野歩夢(15=バートン)が19日、都内で行われた「ジャパンアクションスポーツアワード2014」授賞式に、同銅メダルの平岡卓(18=フッド)、女子パラレル大回転銀メダルの竹内智香(30=広島ガス)、スロープスタイル8位入賞の角野友基(17=日産X―TRAIL)らと出席。18年平昌(ピョンチャン)五輪に向けて「いろいろなことを楽しんで、4年後も頑張りたい。銀の上は金しかない」と頂点を目指す決意を語った。

 同アワードは日本アクションスポーツ連盟(JASA)が選定するスノーボード、サーフィン、スケートボードなどアクションスポーツの発展に貢献した人物やイベントを表彰するもので、今回が初開催。平野はスノーボード界で最も輝いていた選手「スノーボード・オブ・ザ・イヤー」を授賞し、「目指しているスノボでこうやって表彰されるのはうれしい」。

 一躍時の人となったことで「どこに行ってもまだ見られていたりして、目線を感じる」と戸惑いも続いているが、嬉しい変化もあった。「僕が銀メダルと獲ったことで地元でも土日にボードをしているキッズが増えている。そういう子たちがボードを始めてくれて嬉しい」。地元の新潟県村上市でのパレードでは約1万2000人が熱狂。「すごかったですね。地元でもこんなに応援してくれるんだって、実感した。(応援は)されないよりは絶対に今後の力になる」と感動を振り返った。

 4月からは高校生。「(勉強の)レベルも上がるし、ハードな感じにはなると思うが、頑張りたい。スノーボード部を作るっていうので、その辺で頑張れたら。ボード中心になるとは思うが、いろんなことをやりながら、4年後を目指したい」と話した。

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2014年3月18日のニュース