竹内智香 ソチ銀の悔しさ胸に「やるなら五輪を1つの目安に」

[ 2014年3月18日 18:26 ]

「ジャパンアクションスポーツアワード2014」授賞式に登場したソチ五輪の女子パラレル大回転で銀メダルの竹内智香

 ソチ五輪のスノーボード女子パラレル大回転で銀メダルを獲得した竹内智香(30=広島ガス)が19日、都内で行われた「ジャパンアクションスポーツアワード2014」授賞式に、ハーフパイプ銀メダルの平野歩夢(15=バートン)、同銅メダルの平岡卓(18=フッド)らと出席した。

 五輪シーズンとなった今季を振り返り、「全体的にはすごく充実していて、五輪にしっかりとピークを合わせられたので、良かったとは思う。でも、ずっと2番続きで、どこか不完全燃焼なところもあります」とあらためて金メダルを逃したことへの悔しさをにじませた。現在は「悔しさのほうが今も強いですし、なんかやりきった感がないけど、だから次とはなかなか気持ちが切り替えられない。まだはっきりとしない状態」としつつも、「段々と選手を続けたいなという気持ちが強くなってきています」と今後の競技続行に意欲を見せた。

 銀メダル獲得で周りも騒がしくなり「なかなか自分の時間が取れない」と忙しい日々を送っている竹内。4月の全日本選手権には出場する意向で、「五輪後の初雪上になるとは思うが、いい滑りはできると思う。1本でも多く滑り、たくさんの方に恩返ししたい」。

 「もし次にやるとしたら来年、世界選手権がある。そこでしっかりといい滑りをして、まだ獲ったことがない、世界選手権のメダルを獲りたい」と目標を掲げた竹内だが、競技続行には「環境づくりをしないといけない」とまだ準備段階であることを強調。「1年1年の先に4年後があるとは思うが、私にとっては五輪が一番好きな舞台。応援してくれる人たちも喜んでくれるし、やるのであれば、五輪を1つの目安にすると思う。また4年頑張れる環境作りをしたい」と前を向いた。

 信頼を置くコーチのフェリックス・スタドラー氏(41)との契約もこれから。「今の時点で、フェリックス以上のコーチは見当たらない。ただ、彼にお願いする場合はスポンサーも必要。そういうことも含めて、この先を考えたい」と詳細については明言を避けた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年3月18日のニュース