大砂嵐を異例の大抜てき 8日目は遠藤と対戦、審判部が演出

[ 2014年3月15日 20:47 ]

大砂嵐が突き落としで舛ノ山を破る

大相撲春場所7日目

(3月15日 ボディメーカーコロシアム)
 取組を編成する審判部が粋な演出をした。満員御礼が確実な8日目に、幕内下位で全勝の大砂嵐を東前頭筆頭の遠藤にぶつけた。

 通常は幕内中堅の好調な力士との対戦から組んでいくだけに、異例の大抜てきといえる。伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が「みんなも見たいだろうし、私も見たい一番」と言えば、鏡山審判部長(元関脇多賀竜)も「8日目だからサービスだよ」と意図を説明した。

 2人は新十両が同時で出世を競い合うライバル関係にある。大砂嵐は「いつもと一緒」、遠藤は「向かっていく気持ちでやるだけ」と、ともに無心を強調。ファン必見の熱戦となりそうだ。

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2014年3月15日のニュース