運営ミスで抗議文書提出 出来島の順位下がったバイアスロン

[ 2014年3月15日 20:17 ]

 14日に行われたソチ冬季パラリンピックのバイアスロン女子12・5キロ立位で、大会運営のミスで出来島桃子(新発田市役所)の順位が下がった問題で日本選手団は15日、国際パラリンピック委員会(IPC)に、是正を求める抗議文書を荒木雅信団長名で提出した。

 このレースでは1周2・5キロのコースを使用することになっていたが、標識の設置があいまいで、多くの選手が1周目に3キロの男子のコースに入ってしまった。正規のコースで終盤までトップを守った出来島は、最終周で他の選手と同様に男子のコースを滑るように審判員に指示されて余分な距離を走ったため、7位となった。

 抗議文書では、審判員らがレースで使用するコースのチェックを怠ったなどと指摘。出来島に落ち度はないとあらためて主張した。IPCには3日以内に回答する義務がある。

 出来島はこの日、前日に余分な距離を走らされたことについて「何で、と思いながらも審判が(本来のコースを)とおせんぼしていたので従った」と話した。(共同)

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2014年3月15日のニュース