吉田2連勝、日本決勝へ 登坂、土性も白星重ねる

[ 2014年3月15日 20:04 ]

<レスリング女子W杯53キロ級>第1ピリオド、鐘雪純(右)からポイントを奪う吉田沙保里

 レスリング女子の国別対抗戦、W杯第1日は15日、東京都板橋区の小豆沢体育館で1次リーグが行われ、2年ぶり7度目の優勝を狙う日本はA組で3戦全勝し、B組1位のロシアと当たる16日の決勝に進んだ。11日に父を亡くしたばかりの吉田沙保里(ALSOK)は53キロ級で2試合に出て連勝した。

 各チーム8階級の代表が対戦する団体戦。日本は米国との初戦を5―3で制すと2年連続7度目の優勝を目指す中国に7―1、ハンガリーにも7―1で快勝した。

 昨年の世界選手権48キロ級覇者の登坂絵莉、69キロ級の土性沙羅(ともに至学館大)が2戦2勝と活躍。ロンドン五輪代表で75キロ級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)は2敗と振るわなかった。

 ▼吉田沙保里の話 父も一緒に闘ってくれているという気持ち。良い試合ができたと思う。優勝して、父にいい報告ができるように頑張りたい。

 ▼登坂絵莉の話 (逆転勝ちした中国選手には)焦らずにいけた。(吉田)沙保里さんみたいに強い選手はどんな状況でも勝つ。何が何でも優勝する。

 ▼栄和人・日本代表監督の話 吉田は(父が亡くなってから)何もやっていなかった。試合前日の夜ときょうの朝に体を動かして、徐々に調子を上げてきた。

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