久保 無念6位…第1カーブでコースアウト「気持ち切れた」

[ 2014年3月12日 05:30 ]

バイアスロン男子12・5キロ座位で6位だった久保恒造

ソチ・パラリンピック

(3月11日)
 11日にラウラ・センターなどで行われ、バイアスロン男子12・5キロで座位の久保恒造(日立ソリューションズ)は6位に入賞した。立位の佐藤圭一(エイベックス)は10位。バイアスロン女子10キロ立位は出来島桃子(新発田市役所)が9位だった。アルペンスキー男子スーパー複合は、霧による視界不良のため回転のみを実施。座位では今大会滑降とスーパー大回転で金の狩野亮(マルハン)と、滑降3位の鈴木猛史(駿河台大職)が途中棄権となった。

 久保は最初のカーブで曲がり切れず、コースアウトした。大きくタイムをロスし「気持ちが切れてしまった。その時点で勝負はついた」とため息をついた。射撃の失敗もなく必死に追い上げたものの「不完全燃焼。追い込み切れないで終わった」と悔やんだ。

 今大会日本人メダリスト第1号。7・5キロで銅メダルに輝いた最初のレースから応援してくれた家族は12日に帰国の途に就く。目の前で勇姿を見せられるのは最後だっただけに「思い切り叫びたい」と悔しさをあらわにした。14日のバイアスロン15キロに向け「初戦のように絶対にリベンジする気持ちで挑む」と誓った。

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2014年3月12日のニュース