皆川、引退を正式発表 冬季五輪4度出場、トリノで4位

[ 2014年3月6日 17:53 ]

引退を表明した皆川賢太郎

 アルペンスキーで日本男子の中軸として活躍、冬季五輪に4度出場した36歳の皆川賢太郎(ドーム)が6日、マネジメント担当の会社を通じて現役引退を正式に発表した。今季の残りの大会には出場しないという。「5度目の五輪出場はかないませんでしたが、私が次のステージに行く強さを手に入れたように実感しています」とコメントした。今後は普及活動や後進の育成に携わる。

 皆川はことし1月19日にスイスのウェンゲンで行われたワールドカップ(W杯)男子回転第5戦で1回目に途中棄権し、ソチ冬季五輪代表入りの可能性がなくなった後、今季限りでの引退を明らかにしていた。

 五輪は1998年長野から4大会連続で出場。2006年トリノは3位と0秒03差の4位に入り、アルペン種目の日本勢で50年ぶりの入賞を果たした。09年6月にはフリースタイル女子モーグルの上村愛子(北野建設)と結婚、10年バンクーバー五輪は夫婦で出場した。

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2014年3月6日のニュース