松山 豪快イーグルも…初フロリダに苦戦、イーブン発進

[ 2014年2月28日 05:30 ]

第1ラウンド、1番でティーショットを放つ松山

USPGAツアー ホンダ・クラシック第1日

(2月27日 米フロリダ州パームビーチガーデン PGAナショナル=7140ヤード、パー70)
 第1ラウンドがスタートし、アウトから出た松山英樹(22=LEXUS)は1イーグル、2バーディー、4ボギーのイーブンで初日を終えた。

 圧巻のイーグルだ。1つ落として迎えた538ヤードの3番パー5。松山は300ヤード超えのビッグドライブで第1打をフェアウエーセンターに運ぶと、残り211ヤードの2打目をアイアンでピンそば1・5メートルにつけた。これをきっちり沈めると、拍手とともに「ナイス、イーグル!」の声がコースに響いた。

 4番パー4は3Wでフェアウエー左サイドをキープ。2打目でピン奥2・5メートルに乗せたものの、惜しくもカップ右を通過してパー。5番パー3は第1打でグリーンを捉えながら、2パットでパーが続いた。だが、フェアウエー左側に池が広がる6番。第1打を右に大きく曲げてボギーを叩くと、8番では4メートルから3パットのミス。1オーバーで後半に向かった。

 後半は13番パー4、続く14番パー4と連続バーディーを奪い、一時は1アンダーとスコアを伸ばした。しかし、17番パー3をボギーとし、結局イーブンで初日を終えた。

 スタート時間が午前6時50分だったこの日は、5時ごろには会場入り。小雨が降る中でショット、パットなど入念な調整をして1番ティーグラウンドに向かった。開幕前には「シードは近づいたけど、一試合一試合頑張るだけ。そこだけが目標ではないので」と語っていた。前週の時点で来季のシード権を確実にした松山にとって既に照準は米ツアー初優勝だ。

 2週前のノーザントラスト・オープンでアイアンを一新。シャフトも長くした。狙いはより高い弾道を得るためだ。グリーンも硬く、ピン位置も厳しい米ツアーの難セッティングを攻略するためクラブを改良している。

 今大会は世界ランク1位のT・ウッズや2位のA・スコットら強豪が出場。松山にとってフロリダ州での初めての試合となる。「暑いし、湿度も高いしバテバテです」と漏らした中、見えない敵とも戦いながら頂点を見据える。

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2014年2月28日のニュース