白鵬“父”の社会貢献継承 献血運搬車「大鵬号」贈呈

[ 2014年2月22日 05:30 ]

血液運搬車「大鵬号」を日本赤十字社に寄贈した白鵬(左)と大鵬夫人の納谷芳子さん

 大相撲の横綱・白鵬が東京都港区の日本赤十字社で行われた「大鵬号贈呈式」に出席し、第48代横綱・大鵬の故納谷幸喜氏(享年72)が生前に日本全国に寄贈した献血運搬車「大鵬号」の新車を贈呈した。

 09年9月の贈呈を区切りに活動は終了していたが、納谷氏を“角界の父”と慕う白鵬が「人の命を助けるという大鵬親方の偉大な社会貢献を受け継いでいこうという強い気持ち」と継承。資金は白鵬が設立した「白鵬夢基金」から出され、来月から都内で稼働する。

 20日に故郷モンゴルから来日したばかりの横綱は、29度目の優勝を狙う春場所(3月9日初日、ボディメーカーコロシアム)に向けて「角界の父たる大鵬関の優勝32回に1つ2つでも近づきたい」と気合十分。大鵬号復活に感激の面持ちの芳子夫人も「親方も“頑張ってくれよ”と天国から応援しているはずです」と激励した。

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2014年2月22日のニュース