バンクーバー銀の日本 初戦の韓国に快勝 女子追い抜き

[ 2014年2月21日 23:39 ]

スピードスケート女子団体追い抜きで力走する(左から)田畑、高木、押切

 ソチ五輪第15日(21日)スピードスケート女子団体追い抜き1回戦が行われた。前回バンクーバー五輪銀メダルの日本は田畑真紀(ダイチ)、高木菜那(日本電産サンキョー)、押切美沙紀(富士急)の3人。同8位・韓国に勝ち、準決勝に進んだ。

 2チームで対戦し、勝敗を競うトーナメント。2チームがリンクのメーンストレート側とバックストレート側で同時にスタートする。6周滑り、最後尾の選手が先にゴールしたチームが勝ちとなる。

 最初の1周は32秒95で滑った日本。その後もリードを広げる。後半ややペースを落としたが、そのまま逃げ切った。

 最終調整後に羽田雅樹コーチは「それぞれがいい仕事をしてくれれば結果はついてくる」とメダルを見据えていたが、その通りの展開となった。

 高木は「自分としては(個人種目の)1500メートルより落ち着いていけた」と平常心を強調。田畑は「自分としては硬くなって練習よりタイムを落とした。みんなが平均的に力を出して滑りきれたのが勝因」とチームメートを称えた。

 22日の準決勝では2大会連続メダルを懸け、米国に五輪新で勝ったオランダと対戦する。 押切は「私が先頭の周は思うように速く持っていけなかった。あしたはこれを生かして、速いラップにしていきたい」と言い、羽田コーチも「落ち着いてできたかなと思う。タイムはまだまだ上がる」と闘志を新たにした。

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