白鵬が献血運搬車を寄贈 「大鵬親方の遺志」を継ぐ

[ 2014年2月21日 20:03 ]

血液運搬車「大鵬号」を日本赤十字社に寄贈した白鵬(左)と大鵬夫人の納谷芳子さん

 献血の普及に取り組んできた故元横綱・大鵬の納谷幸喜さんの活動を、大相撲の横綱・白鵬が引き継ぐことになり21日、日本赤十字社(東京都港区)に献血運搬車を寄贈した。

 日赤によると、納谷さんは献血がまだ一般的でなかった1969年から約40年間にわたり、「大鵬号」と名付けた計70台の車両を日赤に寄贈。今も全国で6台が使われている。赤色灯が付いており、緊急走行ができる。

 今回は通算71台目、復活第1号となる「大鵬号」。日赤での贈呈式には納谷さんの芳子夫人も出席し「親方も天国で喜んでいると思います」と目を細めた。

 納谷さんを「相撲界の父」と慕う白鵬関。真新しい「大鵬号」を笑顔で眺めた後、表情を引き締め「親方の偉大さ、社会貢献への姿勢を引き継ぎ、今後も世の中に広めたい」と話した。

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2014年2月21日のニュース