竹内 2つ目のメダル挑戦へ 22日パラレル回転に登場

[ 2014年2月21日 18:31 ]

 ソチ五輪スノーボード女子パラレル種目の大回転で銀メダルに輝いた竹内智香(広島ガス)が2つ目のメダルを狙い、22日午前9時15分(日本時間午後2時15分)にスタートする新種目の回転に挑む。

 冬季五輪の同一大会の個人種目で複数のメダルを獲得すれば、1998年長野五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒル金、ノーマルヒル銀の船木和喜(現フィット)、スピードスケート男子500メートル金、1000メートル銅の清水宏保以来史上3人目となる。

 回転のコース全長は320メートルで大回転の半分以下で旗門の間隔が狭い。竹内は回転の成績は大回転に比べて恵まれず、その理由を「技術の差を出しにくく、タイム差がつけられない」と漏らす。

 回転のターンは体を起こしたままリズム良く切り返すだけの単純作業といえる。1回ごとに深く体を沈み込ませる時間的余裕はない。竹内のようにターン後に加速する技術が優れていても、回転では利点になりにくい。

 今季ワールドカップ(W杯)大回転で3度2位に入ったのに対し、回転は全3戦で予選落ちした。これまで表彰台に上った回数は大回転の8回に対し、回転は2回だ。

 それでも「練習の感覚はいいので深刻ではない。不運が重なっているだけ」と苦手意識はない。大回転で表彰台に立ち、「この勢いを回転につなげたい」と力を込めた。(共同)

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2014年2月21日のニュース