小室20人中19位 自己ベストも涙「かけがえのない4年間」

[ 2014年2月16日 05:30 ]

スケルトン女子で19位に終わった小室希

ソチ五輪スケルトン女子

(2月14日 サンキ・センター)
 後半の3、4回戦が行われ、日本から唯一出場の小室希(仙台大職)は20選手中19位だった。リジー・ヤーノルド(英国)が全4レースでトップタイムをマークして優勝した。

 涙が止まらない。最後の4回戦でようやく自己ベストとなる58秒台を出した小室は「応援してくれた人たちに、自分の滑りを見てもらえたのは一つの達成」と総括した。

 4年前の五輪は、国際連盟の規格に適合することを証明するステッカーをそりからはがす失態を犯し、滑走直前に失格となった。失意の日々が続いたが、仲間たちに支えられ「精いっぱいやればいいと思えるようになった。かけがえのない4年間だった」と感謝した。

 ただ、後ろは1人だけのブービーだけに「滑走技術をもっと上げたかった」と悔やんだ。今後のことは「休んでから考えたい」と話した。

 ◆リジー(エリザベス)ヤーノルド(英国=スケルトン女子)1988年10月31日生まれ、ロンドンから南東に60キロ離れたメードストーン出身の25歳。世界選手権では12年3位、13年4位。ここ4年のW杯総合順位は35位→9位→6位→1位。1メートル72、75キロ。

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