坂爪 昨年、右脚骨折も言い訳はせず「こういう結果」

[ 2014年2月13日 21:30 ]

ソチ五輪 ショートトラック男子1000メートル

 若きエースの五輪は、あっという間に幕を閉じた。坂爪は昨年9月に右脚を骨折していた。だが「ケガをしてなくても、こういう結果だったかなとも思う」と言い訳はしなかった。それでも落胆は大きく「悲しい」と繰り返した。

 最後方からレースを進めた。1人が転倒し、予選通過圏内の2番手との差をつめた。しかし「自分が先に力尽きた」と再び離された。柏原コーチは、ケガの影響を思いやり「もうちょっと時間が欲しかった」と話した。

 0・01ミリの厚みの違いにこだわり、スケート靴のブレード(刃)を自ら調整する。努力を重ね、一歩ずつ階段を上ってきた。「思うようなレースができたら気持ちいいだろうなと思ったが、そういう感情にはならなかった」とうつむくばかりだった。(共同)

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2014年2月13日のニュース