伊東 ノーマルヒル欠場理由は左膝裏痛だった ラージにも不安

[ 2014年2月13日 06:58 ]

 ノルディックスキー・ジャンプ男子の伊東大貴(雪印メグミルク)が12日、五輪直前のワールドカップ(W杯)で左膝裏に痛みを感じたため大事をとって8日のノーマルヒルを欠場したことを、ラージヒル(HS140メートル、K点125メートル)の最初の公式練習後に明らかにした。

 まだ万全ではない様子で「不安はある」と話した。状態が悪ければ14日に予選があるラージヒルも欠場の可能性がある。

 ソチ入り直後は陸上練習もままならなかったという。現在は徐々に回復しており「膝のせいにするつもりはない。できることをやるだけ」と前向きに取り組む。2回の練習は124メートル、122・5メートルだった。

 風が舞う難条件で、苦しむ選手も多かった。清水礼留飛(雪印メグミルク)は127メートル、125メートルとK点を越え、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は113メートル、125メートル、竹内択(北野建設)は120・5メートル、115・5メートルだった。ノーマルヒルで腰に違和感が出た葛西紀明(土屋ホーム)は休養した。

 ▼伊東大貴の話 風の条件がばらばらで難しかった。(このジャンプ台の形状は)あまり好きじゃないかも。膝に不安はあるが、しっかりケアをする。

 ▼清水礼留飛の話 初めて飛んだけどフライトが高くて、ヒルサイズとかまで飛ぶイメージをつくりやすい。問題なく飛べると思う。初日としてはうまく入れた。

 ▼竹内択の話 結構風の影響を受ける。フライトが最初は高いが、伸びていかない。ノーマルヒルの台に似ている。助走だけを直せばいいので、乗れるようになればいい。(共同)

続きを表示

2014年2月13日のニュース