角野が中学まで過ごした地で大拍手、祖母は涙ぐみ…

[ 2014年2月8日 19:49 ]

8位に入賞した角野友基の健闘を称える祖母広田英子さん(左)ら

 4年後にはメダル――。スノーボード男子スロープスタイルの角野友基選手(17)が中学時代まで過ごした兵庫県三木市では8日午後、市役所に親族や友人、地元の子どもら約250人が応援に駆け付けた。メダル第1号とはならなかったが、8位入賞を果たし、滑り終えて笑顔を見せる角野選手に集まった人たちは力いっぱい拍手を送った。

 スクリーンに映し出された競技を食い入るように見詰める人たちは「絶対優勝」「世界一」と書かれた紙やうちわを掲げながら「角野」「友基」と声援を送り、技が決まるたびに「おーっ」「よしっ」という歓声と拍手が出た。

 最前列で涙ぐみながら拳を握り締めて応援していたのは、祖母・広田英子さん(61)。「やんちゃで優しい子」という角野がスノーボードを始めてからも週1回は手料理を作り応援してきた。

 競技の後は「楽しんで滑っていたし、入賞したから十分。お疲れさま、と言ってあげたい。おいしいものを食べさせてあげなきゃ」と満足そうに話し「4年後にはメダルを獲ってほしい」と期待を込めた。

 入賞が決まると、くす玉が割られ、中からは「角野くん、おめでとう」と書かれた垂れ幕も。

 幼稚園から中学校まで同級生だった尾中淳美さん(17)は「格好良かったよ、と声を掛けたい」と健闘を称えた。

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2014年2月8日のニュース