インドは五輪旗で行進 選手複雑「恥ずかしく、情けない」

[ 2014年2月8日 06:52 ]

ソチ五輪開会式

(2月7日 フィシュト五輪スタジアム)
 7日のソチ冬季五輪開会式で、国としての参加資格を停止されているインドの3選手が国旗ではなく五輪旗の下で行進し、インド各紙は8日、「ソチでの恥」などと報じた。ただ報道ぶりは地味で、夏季五輪と比べて関心はいまひとつのようだ。

 国際オリンピック委員会(IOC)は、2010年にインドが主催した国際競技大会をめぐる汚職事件で当時のインドの国内オリンピック委員会(NOC)の幹部が逮捕されるなどしたため、NOCの資格を停止中。

 IOCが組織改善を求めてきたが、ソチ五輪までに改革が実行されなかったため、選手は個人資格での参加となった。

 英字紙アジアン・エージは、1面で五輪旗の下で行進する選手の写真を載せ「ソチでの恥/インド、国旗なき行進」との見出しで報道。しかし、この問題を大きく取り上げた新聞は少なかった。

 地元記者は「メダル獲得に沸いたロンドン夏季五輪に比べて、盛り上がりを欠いているのは明らかだ」と指摘した。(共同)

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