スマイルジャパンに17歳秘密兵器 浮田“角度0度”弾

[ 2014年2月7日 05:30 ]

<日本・ロシア>ミラクルショット!第2ピリオド、浮田(右)が相手GKの股間を抜いてゴールをきめた

ソチ五輪 アイスホッケー 女子

 アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」が5日、ソチ五輪の1次リーグ第2戦で対戦するロシアと強化試合(25分×3)を行い、2―3で敗れた。第1ピリオドは相手のスピードとパワーに圧倒されたが、第2ピリオドにチーム最年少17歳のFW浮田が反撃の口火を切るゴール。予行演習で接戦に持ち込み、本番に手応えを得た。

 会心の一撃だった。0―3の第2ピリオド終了間際、ゴール右、ほぼ角度のない位置からサウスポーのFW浮田が思い切り振り抜いた。シュートは相手DF、GKの股下を通ってゴールに滑り込んだ。「練習をしていたので良かった。本番もスコアを取りたい」。チーム最年少の点取り屋は満足げな笑みを浮かべた。

 秘密兵器が当たった。1月の国内最終合宿でカナダ人のカーラ・コーチとゴール脇の角度がない位置からのシュートを練習。「得意じゃないけど、パワープレー(数的有利)でできるように練習していた」。ゴール前にはFW足立が詰めていたが、相手マークが付いていたため「打とう」と決めた。飯塚監督も「持ち味の強引な強いシュートだった」と評価した。

 未来のエース候補は中学3年で代表入りした期待の星。釧路工業高校土木科2年に在学中の女子高生だ。飯塚監督が「シュートは別格」と舌を巻く逸材で1メートル68、71キロの体から放つ力強いシュートが魅力。ゴール前に積極的にパックを集めて相手の隙をうかがった。

 出だしは大柄で個人技に優れたロシアに圧倒された。浮田は「大きくてびびった」と明かし、FW坂上も「(対戦して)大丈夫か?という感じだった」と及び腰になって主導権を握られた。だが、相手の足が止まったところから逆襲。第3ピリオドには坂上が「ゴールに向かえと言われていた。びっくり」と豪快なロングシュートを決めて2―3と食い下がった。

 「敗戦はしたが、後半に力を出せた。(出来は)9割以上」と指揮官。大沢主将も「どれだけ通用するか実感できた。自信につながる」と手応えを口にする。スマイルジャパンが開幕前に自信という大きな収穫を得た。

 ▽ソチ五輪アイスホッケー女子 8カ国が出場。世界ランク6位までのチームが自動的に出場枠を得て、組み合わせ決定時に1~4位だったカナダ、米国、フィンランド、スイスが上位グループの1次リーグA組に。5位だったスウェーデン、6位だったロシアに最終予選を勝ち抜いたドイツ、日本が下位グループの1次リーグB組を構成。それぞれ1回戦総当たりのリーグ戦を行い、A組は全4カ国、B組は上位2カ国が決勝トーナメントに進出する。

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